徳島の古流剣術道場、剣道場│久武館(きゅうぶかん)道場 柳生神影流

第五代館長:戸村 博史

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第五代館長:戸村博史

剣道では県下一の腕前を持つと評された久武館道場第四代館長 久保孝志が31歳の若さで殉職した後は、久武館道場第三代館長 久保勇が指導を継続し、後に高齢のために教え子である瀬部安美、佐藤修一両先生にお任せするようになります。

瀬部安美、佐藤修一両先生

何故、両先生にお願いしたと申しますと、当館歴代館長の教えである剣道の勝ち負けだけに目を向けず剣を通じて、長い人生の中で生きていける人格や考えを育成する事に主をおいた教育をして頂けると感じた次第です。

私も両先生には教えて頂きましたが、常に基本が大事を合い言葉に自然な癖のない剣裁きを指導されました。

「小学生で剣道が強くても癖があれば将来伸びない」これが口癖でした。

私も両先生のお陰で、高浦中学時代には徳島の県大会で優勝し、四国大会続いて全国大会に出場し、県優秀氏選手に選ばれたのも両先生のご指導の賜と思っております。

昭和60年頃の第三代館長 久保勇と門下生

集合写真1
集合写真2

※この頃まで第三代館長 久保勇が直接指導を行っておりました。

昭和63年頃の門下生及び練習風景

集合写真1
練習風景1

練習風景2
練習風景3

※この頃からは瀬部安美、佐藤修一両先生が中心になり指導を行うようになります。

平成7年頃の門下生と獲得表彰状

集合写真
獲得表彰状1
獲得表彰状2

獲得表彰状3
獲得表彰状4

獲得表彰状5

少子化で剣道をする子供たちも少なくなって来ましたが、徳島県内の子供たちが、現在でも剣道や徳島の剣術である柳生神影流を学んでいます。

最近では、古武道を見直そうという動きが盛んになり、徳島県内だけではなく徳島県外からも問い合わせや見学にこられる方が増えてきました。

開設当時と変わらない佇まいの徳島の久武館道場をご覧になり感銘を受ける方も数多くいらっしゃいます。

先日は、香取神道流を学んでいる東京在住のドイツ人 ミヒャエル・ラインハートさんが来られました。

香取神道流 ミヒャエル・ラインハートさんと奥様

ミヒャエル・ラインハート
ミヒャエル・ラインハートさんと奥様


ミヒャエル・ラインハートさんは全国の古武道場の研究をされているそうですが、私共の柳生神影流 久武館道場の造りが、以前訪れた柳生系の道場と造りが非常に似ている事に大いに関心を持たれていました。

※ミヒャエル・ラインハートさんは、私共の柳生神影流 久武館道場の造りが、以前訪れた柳生系の道場と非常に似ている点、外国人の自分から見てもの建物に神聖さがある点を指摘され、その神聖さはどこから来るのか非常に興味深く見学されていました。

この久武館道場の神棚の御神体は御札ではなく御霊石であり、大分県の宇佐神宮より勧請した八幡大神を祭っていると伝えられています。

先代からは道場の建物自体が神社の神殿と同じ意味を持っているので、建物を長らえるように補修し壊してはいけないと申し伝えられております。

すなわち剣道をしている場所が神楽舞や太鼓を叩く拝殿、一段上の先生が座る場所が弊殿、そして神棚は奥の階段を上がった神様が鎮座する本殿と同じ意味を持っています。

近所の高齢者の話では、子供の頃に神聖な場所と教えられ、簡単に道場の中に入れてくれなかった話をされていましたので、先代からの申し伝えも意味があると感じております。

現在の柳生神影流 久武館道場

久武館道場1
久武館道場2


この柳生神影流 久武館道場には、明治38年の創設以来代々受け継がれている「大切な教え」があります。

それは徳島の剣術である柳生神影流の伝承形だけではなく、どのようにすれば剣術が人格形成に役立てるのか、心を育てるにはどのように指導するかなど細部に伝えられています。

戦後、武道が冷遇され多くの道場が閉鎖された時代でもこの久武館道場に人が途切れることはありませんでした。

その後も幾度か苦難の時代を経験することがありましたが、その都度温かく手をさしのべてくれる方々の御陰で現在まで続いています。

最近では、武道文化として唯一徳島の剣術として現在まで続いている「柳生神影流」の価値が見直され、2府3県での武道大会の開催や公立幼稚園の古武道体験会の開催、徳島県主催の講演会、徳島大学交換留学生交流体験会の開催など多岐にわたり活動しており、地元メディアやYouTuberなどに大きく取り上げられています。

※世界遺産 京都下鴨神社 重要文化財 橋殿にて

 

 

※日本遺産伊弉諾神宮 淡路伝統芸能祭

 

 

※泉州国一之宮 大鳥大社 日本武尊増祀記念祭

 

 

※東かがわ市 白鳥神社 秋季大祭

 

 

※阿波国一之宮 大麻比古神社 新嘗祭

 

 

※剣山山頂 剣山本宮宝蔵石神社 夏季大祭

 

 

近隣公立幼稚園では、柳生神影流の特徴である「流す」という動きが注目され、怪我をしない体の使い方や護身術、徳島の先人たちが大事にしてきた教えなどわかりやすく説明しています。

 

 

また徳島県立大学校で行われたとくしま新未来特別講座で「古武道を通して徳島の素晴らしさを見つめ直す~徳島に伝承された柳生新陰流の移り変わり~」というテーマで講演し徳島にもこのような素晴らしい武道文化があると県民の皆様が再認識するきっかけを作りました。

※令和元年10月20日に徳島県立総合学習センター
「古武道を通して徳島の素晴らしさを見つめ直す
~阿波に伝承された柳生新陰流の移り変わり~」

 

 

さらに地元のメディアであるJRT四国放送や徳島新聞でも大きく取り上げられ徳島の武道文化として大きな反響がありました。

※令和元年11月28日JRT四国放送フォーカス徳島
剣術「柳生神影流を受け継ぐ」

 

 

※令和2年1月30日徳島新聞夕刊トップ
【令和の世に古武道あり】
徳島の剣術「柳生神影流」道場~安土桃山以来の伝統継承~

 

 

最近のグローバル化で日本の武道文化も再認識され、徳島大学交換留学生も徳島の剣術である柳生神影流を体験しています。

 

 

SNS関係では、元よしもと芸人で徳島を拠点に活動している芸人/タレント/YouTuberの「こやけん」こと「古谷健太」さんも何度も訪れ道場の体験の様子を動画配信しています。

 

 

また全国のケーブルテレビで放送されるケーブル4Kでは、徳島ミステリー番組「スピリチュアワ」謎に包まれた剣術「柳生神影流」が放送されました。

 

 

他にも全国武道雑誌である月刊秘伝でも大きく取り上げられています。

※月刊秘伝 令和2年3月号
和道流へ影響を与えた剣の「体捌き」

※月刊秘伝 令和2年4月号
徳島武術史跡紀行/前編「柳生神影流」

近年、コロナ禍で日本のみならず世界中で多くの活動が制限されていますが、徳島の剣術である「柳生神影流」は、様々な方面から支えられ現在も活動を続けています。

※令和4年1月16日 新町川活性化イベント(徳島市新町川水際公園)

また各種行事やイベントで古武道体験会を開催し、徳島の剣術である「柳生神影流」を多くの方に体験してもらっています。

※令和4年5月8日 古武道体験会(徳島市ふれあい健康館)

※令和4年5月21日 徳島チャレンジ塾主催古武道体験会(久武館道場)

最近、日本各地で戦国武者行列が町おこしイベントとして開催されており、第1回引田城戦国お城祭りに、徳島に安土桃山時代に伝承された剣術流派「阿州柳生神影流兵法剣術(柳生神影流)」として参加致しました。

※令和4年5月29日 第1回引田城戦国お城祭り(香川県東かがわ市)

また徳島の銘菓ぶどう饅頭の由来となった、徳島のシンボル剣山では、戦前の武道の歴史を踏襲して毎年演武大会に参加しています。

※令和4年7月16日 剣山夏季大祭古武道演武大会(剣山山頂)

地元、徳島大学からは毎年交換留学生が古武道体験として久武館道場に訪れ、徳島の剣術である「柳生神影流」を体験しています。

※令和4年7月16日 徳島大学交換留学生古武道体験会(久武館道場)

徳島県外では武道とつながりの深い堺市の大鳥大社、東かがわ市の白鳥神社で演武大会に参加し、淡路伝統芸能祭は徳島県団体として唯一参加しています。

※令和4年5月14日 日本武尊御増祀60年/第4回式年大祭記念 神賑行事(大鳥大社)

※令和4年10月8日 白鳥神社秋季大祭古武道演武大会(東かがわ市)

※令和4年9月24日 淡路伝統芸能祭(伊弉諾神宮)

令和4年10月15日には念願だった北陸方面の演武が実現し、勧進帳で有名な石川県小松市の安宅住吉神社での古武道演武大会に参加することが出来ました。またこの演武大会は、10月16日の北國新聞朝刊、10月18日の北陸中日新聞朝刊に掲載されました。

令和4年11月23日には、地元徳島の阿波国一ノ宮である大麻比古神社での演武大会に参加し、この様子が12月1日の読売新聞朝刊に掲載されました。

令和の世に「古武道」あり。世界情勢も厳しく移り変わりが激しい昨今ですが、久武館道場では変わらず和気藹々と楽しい時間が流れています。

※令和4年12月17日 久武館道場餅つき大会


このような困難な時代に幅広く活動できているのは、柳生神影流の特徴である「水が流れるがごとく無駄のない剣術」を守り続け、剣を通じて長い人生の中で生きていける心や人格を育成することが、この徳島で受け入れられ人々に愛された結果なのかもしれません。是非、皆さんも徳島の剣術である「柳生神影流」を体験しみてくださいませ。きっと何か大切なことに気づくと思います。久武館道場に入門され新しい自分を見つけてみては如何でしょうか。

柳生神影流第九世
剣道範士(大日本武徳会)
久武館道場初代館長

久保源次郎利雄
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